こんにちは。
オーディオが好きな、ごく普通の40代のお父さんです。

突然ですが、皆さんは**低音のブーミング**って、気になったことありませんか?
特にジャズがお好きな方なら、一度は経験があるんじゃないでしょうか。
コントラバスが主役になる曲を聴いていると、
かなり低い音が「ドゥーン……」と鳴ったあと、
変に響きが残って、
何重にも「ボワン、ボワン」と膨らんで聞こえてくる。
個人的には、
**ピントの合っていない顕微鏡を覗いている**ような、
なんとも落ち着かない感覚でした。
私も最初は、
「これはスピーカーの限界かな?」
「いや、アンプが原因かも?」
と、つい機材のせいにしてしまい、
いわゆる**“オーディオの壁”**に、ちょっと絶望したこともあります。
ところが、ハイファイ関連の記事や、
先人たちの経験談を読んでいくうちに、
**機材そのものよりも、部屋(リビング)の音響環境がかなり重要らしい**
ということを知りました。
そこで思い切って導入したのが、
**コーナー用のベーストラップ**です。
正直、最初は半信半疑でした。
「こんなもので本当に変わるのかな?」
という気持ちもありました。
でも、実際にコーナーに置いてみると、
低音の膨らみが明らかに落ち着いて、
「あ、これはちゃんと効いてるな」と素直に感じました。
見た目も思ったほど悪くなく、
しばらくは
「ひとまず、これで完成形かな」
と満足しながら音楽を楽しんでいました。
ちなみに、コーナーベーストラップの効果については、
気になる方は次の記事を読んでみてください。
👉 3面コーナーBass Trapの設置方法と効果|60Hzブーミング対策に最適な吸音材ガイド
https://cinchei.hateblo.jp/entry/2025/11/22/095232(https://cinchei.hateblo.jp/entry/2025/11/22/095232)
そんな平穏なオーディオライフを送っていたある日。
最近よく聴くようになった
Jamie Cullum の **「What a Difference a Day Made」** を流していたとき、
ふと違和感を覚えました。
たぶんコントラバスだと思うのですが、
低音弦の**最初のアタックのあとに、妙に響きがついてくる**んです。
音が少し遅れて追いかけてくるような感じで、
どうにも耳に引っかかります。
「ベーストラップ入れてるのに、
まだ何か残ってるな……」
そう思いながら部屋を見渡していたとき、
ふと目に入ったのが、
**リビングでたまに敷いて寝ている三つ折りマットレス**でした。
「これ、立てて置いたらどうなるんだろう?」
かなり原始的ですが、
試しにやってみることにしました。

正直、見た目はお世辞にも良いとは言えません。
椅子に立てかけただけの、かなり雑な設置です(笑)。
ただ、三つ折りでそれなりに厚みがあったので、
「もしかしたら、多少は効くかも?」
くらいの軽い気持ちでした。
そして、再生。
……結果は、**意外とちゃんと効果がありました。**
感じた変化を挙げると、
- 低音のあとに残っていた反射っぽい響きが減った
- 音全体がスッと整理されて、芯が出た感じ
- 聴いていて疲れにくく、落ち着いて聴ける
といったところです。
もちろん、
測定したわけでもありませんし、
あくまで**自分の耳だけの、かなり主観的な感想**です。
それでも、
「おっ」と思うくらいの違いは、確かにありました。
「家に余っているマットレスがある」
「低音のモヤっとした感じが気になっている」
そんな方なら、
**一度くらい試してみる価値はある**と思います。
では、なぜ
「低音が減った」のではなく、
**「低音が整った」**ように感じたのでしょうか。
ここからは、自分の浅い知識を補うために、
AIとあれこれ議論してみた内容を、
備忘録も兼ねて共有したいと思います。

## 1️⃣ 中低域(倍音成分)の吸音によるトーン整理
三つ折りマットレスを立てた場合、
有効な厚みは最大で**約40〜45cm**ほどになります。
この厚みが効いてくるのが、
おおよそ **150〜500Hz** 付近の中低域。
ちょうどコントラバスの倍音が多く含まれる帯域です。
この帯域が整理されることで、
- 低音の「モワッ」とした濁りが減る
- 音程の輪郭が分かりやすくなる
- 音の収まりが早く感じられる
結果として、
👉
**低音が小さくなったのではなく、
「締まりのある低音」になった**
と脳が認識したのだと思われます。
## 2️⃣ コーナー部の定在波モードの“緩和”
部屋のコーナーは、
低音エネルギー(定在波)が最も溜まりやすい場所です。
そのため、同じ素材でも
**コーナーに置くことで吸音効率が最大化**されます。
今回のマットレスでは、
- 40〜70Hzの超低域を完全に消すことはできない
- しかし、**150〜300Hzあたりの中低域モードの暴れ**を
うまく和らげてくれた
と考えられます。
その結果、
- 特定の音程だけが不自然に強調される感じが減少
- 聴く位置による音の変化が、少しマイルドになる
といった効果につながったのではないでしょうか。
見た目はともかく、
「音」は確実に正直です。
高価なアクセサリーを買う前に、
まずは**身近にあるもので音を試してみる**。
そんな“お父さん的オーディオ実験”も、
なかなか悪くないなと思った出来事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
同じように低音で悩んでいる方の、
何かのヒントになれば嬉しいです。